夜遊び出来る場所が減って来た

また一つ遊び場のお店が閉まる様です。

最も古い夜遊び仲間がいつもイベントで使うこのお店も閉店らしい。移転も視野には入っているらしいがまだ決まって無いと聞く。大きなウーハーを持つこのお店の低音の響きは大好きでした。 大好きなオールドスクールなFUNK中心のDJ陣を集めた老舗で、踊り好きにはたまらん空間でした。
若い頃踊りに通っていた六本木の生き残りだったのに、、
 今の若者達が集うお店の感じとは違います。踊り好きが集まる大人の空間でした。



ディスコは基本カップルダンスです。誰かにダンステクニックを見せつけて勝負するものでも、DJに向いて騒ぐコンサートでもありません。仲間や彼女を連れて一緒に踊ったり、意気投合できる人を見つけて一緒に踊って楽しむ場所です。かかる古い曲の流行った当時の踊りを知っていればより楽しめます。でも知らなくても大丈夫、大事な事はかかっている曲が好きかどうかです。大音響で好きな曲を聴くだけでも出かけて来る意義はあります。
当時自分は多くの若者と同じく(たぶん)踊りに来ていたのはナンパが目的でした。w
女の子に振り向いてもらう為にも踊り場での自信をつける為にも沢山の曲と踊りを覚えたものでした。DJに曲を教えてもらい、帰りに六本木ウイナーズでその曲を買って帰るなんてのもルートでしたね。自分は踊りにセンスはある方ではないのでその後プロになったりとかは考えてはいませんでしたが、踊るのはきらいじゃないので今もって踊りには行きます。当時の踊りもそりゃ30年もやってりゃ自分流になってきて自由に楽しめるところも止められない理由ですね。
他にも当時遊んでた場所に因っては踊る踊りも違い、それを魚に新しい出会いも楽しみです。
そんな楽しみを生む場所が減るのはとても寂しい限りです。
まあ、実際には一つ減っても一つは増えてはいると思います。しかし中身が違うので踊れる夜の箱と言っても増えた分行ける店が増えるわけではありません。自分好みの店は確実に少ないです。正直言えば東京に2〜3軒しかありません。その一つが閉店とは大きな損失なんです。 

仕方ないといえば仕方ないのでしょう。遊んでいて思う事は今もって遊びに来ている大人の多くは結婚してない、子供がいないなど自由な人が多く、逆に結婚子供がいる人達はあまり外に、まして夜遊びはまったくしてない人が多いので、集客も望めずビジネスとしては成り立たないのが実状でしょう。

うちはかみさんの方が踊りが大好きで踊り場に出掛けるのは夫婦の遊びなのです。なかなかこの世界で遊んでいる子持ちの夫婦はいないとよく遊び場で言われます。だいたいどちらかが趣味でなかったり、子供が小さく夜出掛けられないのが普通なんでしょう。うちは既に子供は成人しているので手が離れていますので、まったく新婚夫婦と同じような動きが出来ます。身体や精神はもうどっぷり年寄りなので毎夜は出掛けられませんが、毎月必ず踊りには行きます。きっとこの夫婦の遊びはどちらかが消えるまで続くと思います。

自分らにとってのゲートボールは踊り場でしょう。80になるまであと30年この灯火が残っていてくれる事を願います。