青春バイク 番外ヨーロッパ変

24歳辺りからヨウロッパに足掛け7年近くいる事となったのですが、実際はオートバイは所有していません。車だけでした。
しかし結構バイクばかり眺めていましたね。
その中で一番きになったバイクはNYからきた男の子が乗っていた883です。
ハーレーです。ヨーロッパの夏によく見かけるのが北ヨーロッパ人のチョッパーですね。あの長〜いフォークのパッドケネディのみたいのです。で彼らの格好もそりゃあのバイカー仕様。ベストにジーパンの定番です。そんな中、自然体(バイカー然としてない)で883を乗りこなすのがかっこ良いい青年を良く見かける様になりました。自分が一人たたずんで音楽を聴いていたら現れたのが883の彼で何聞いているの?からはじまり同じ年ということで仲良くなりました。あまり大きな街ではなかったのでその後も彼が旅立つまでの1週間程度よく会いましたね。かれ曰くチョッパーも嫌いじゃないけど、走っていて楽しいのはスポーツだと言ってました。自分はハーレーと言えばFLHかローライダー(田宮製なら中学時代所有していました2台とも!w)位しか知らなく、またキャプテンアメリカやビリーのようなバイクのほうがどちらかと言えば好きだった自分にとって新鮮な意見でした。

あと余談ですが、他に新鮮な意見としては、[かの地」に住む「かの国人」の年上の友人と素晴らしいスーパーカーを一緒に見かけた時、自分はおおお〜!っってなりましたが、彼曰く、あんなの乗ってどうするの?荷物も人も運べない車なんて意味ないって言っていたのが目から鱗でしたね。
自分にとってはスーパーカーは絶対の存在。買えないのは甲斐性がないだけで情けない事、所有してないのに悪口を言うのは所有できない嫉妬からと決めつけていたのを、スーパーカーを作る「かの地」のスーパーカーを買えるほどの裕福な人がこういう事を言うんだと、愕然としましたね。バブル時代のバカ日本人ってオレの事だ!!金額で物を見ると言う事の浅はかさを痛烈に感じました。高い物は素晴らしい!ブランドは素晴らしい!と洗礼をうけ何も疑わなかった自分を恥じました。高いもの、ブランドは素晴らしいものも多いです!いえ素晴らしい物がほとんどです。でも、「必要なら」を付け加えないといけませんと気付かされました。
ここ数年テレビで芸人が番組で良い時計買ったり、車買ったりしているのを一時期見ましたが、悲しいです。まだそこに居るんだと思いますね。買うのは自由です。好きで持つのも自由です。でも高いを買えるようになった事を自慢したり、それをネタにしてお笑いを取るような。「金を使う遊び」を見て笑っている日本国民が沢山いるのかと思うと悲しくなります。どうかああいう番組が無くなります様に!!!と祈りたい気持ちです。

ちょっと怒り過ぎでしたね。w 話しを戻します。
その後その街を自分も離れもっと大きな大都市に移り住んだ頃。日本から友人が時々旅行で来て会う様になりましたが、彼らが日本の雑誌をおみあげに持ってくきてくれたこともあり。日本の雑誌に出ていたスズキのバンデットのかっこよさと言ったら!!見ほれましたね。日本の最新バイクをあまり見かけない国でしたので、あのフレームにやられました。昔憧れていたハリスやエグリのフレームのZ1に近いじゃない??これがノーマルで出したの?信じられませ〜ン!です。トラスフレームはかの地のばいくの方が先でしたが、これほど綺麗に見せるものではありませんでした。


そして他の号で見たやはり同じスズキでヨシムラとのコラボバイク、トルネード。



こいつにもやられましたね。完璧なフォルム。まんまレーサー。普通のGSX-Rのかっこわるい部分を綺麗に消し去ったマシン。かの地にもフルカバードのレーサー風はあるのですが、かっこよさはこっちが上です。色もいい!!あっちはまだ80s風でポップな色使い。ヨシムラは落ち着いた大人のバイクと見えました。
こんなのを見せられて、ばいくに乗りたい病がちょっとうずきましたね。日本じゃもうこんなんなんだ〜!!すげ〜〜〜日本!!こんなんが走っているのか〜!!羨ましい!!と嫉妬すら覚えましたね。www
住んでいた「かの地」もバイク熱は日本よりあるのですが、あまり街中で見かけないのが現状でした。良いバイクも沢山作っている国ですので、期待はしていたのですけどね。国土の割に国民が日本より少ないのからか、なかなか遭遇できなかった気がします。
 しかし「かの地」では知り合いのバイクにはいろいろ乗らせてもらったので、知識は豊富になりましたね。でも結局所有は一台もなかったです。つか必要がありませんでした。
なにしろ子供ができたので車の生活が基本でしたというのもありますね。いつでの子供と一緒がなにしろ楽しかったというのもバイク熱をちょっと冷ましていました。

その後子供が幼稚園入学と合わせる時期に帰国となりましたが、日本での生活の体勢を立て直して行けばバイクもどうにかなるぞ〜。「かの地」では大きなバイクも結構乗っていたので、日本に帰っても試験場の一発も怖くないぞ!!という気持ちで帰国して来ました。
この7年間はバイクを所有する事無く過ぎましたが。そろそろ自分の歳も中年30歳を越え、なにか事を進めるのはここを除いてないだろうなと、次のステップに移る時はこの時期しかないだろう!と決めての帰国でした。

さて次は帰国後での話しで、人生5台目となるバイクのお話です。

それでは!!ciao tutti!!!