最近のクラブ事情 音響編

最近のクラブ等の音楽を聞かせる場所がかなり変わってしまったある事について見聞きした事を書こうかと思います。

昨夜出掛けて行ったクラッシックソウルのイベントの行なわれた比較的新しいお店で、
あるDJが音のハウリングが止まらず困っていました。
フロアもそのハウリングでかなり苦しみましたが、結局ハウリングを起す音域をカットする事でどおにかなったようです。



その後お店の人やDJとの会話で、最近のクラブの音響システムの音作りの場面で現在はデジタル音源のセッティングを基本に音作りを進めているからだと聞きました。
実際ハウリングで困っていたDJが使っていたのがヴァイナルだったようで。針自体が音を拾うシステムだとそこにスピーカーからの音が入りハウリング起すのだそうです。今のPCDJは針からはデジタル信号だけ拾いその信号をPCで処理してPCから音を出しますから、外部からの音や振動の影響はかなり抑えられます。またCDDJもしかりですね。

ならその都度イコライザーなどで補正すればいいのでしょうが、音を実際に出す音響システムのマスターイコライザーはお店の大きさや調度品など様々な要因にてその道のプロフェッショナルのPAマンが綿密に練り上げたセッティングなので、お店側もイベントごとにそのプロを呼んでリセッティングするなんて手間も金もかかる事はしてくれません。
小さなバーや小箱での小さなシステムならお店の中の人がセッティングしている所も多いので、簡単に直せる所も多いのでしょうし、そこまで大きな音も出せない所が多いので、どっちでも大丈夫と言うお店も多いでしょう。しかし大きな箱はそうは簡単にいかないようです。

まして、この日のDJ4人でヴァイナル一人、CDDJ一人、PCDJ2人という混合隊。DJ移行のたんびに大元のイコライザーをいじるのは実質無理だそうで、DJが目の前でいじれるミキサーでのセッティングでどおにかするしかないのが現状だそうです。なのでヴァイナルを使ったDJは音が絞られ、せっかくのド!ベース!が効く素晴らしい音響が使い切れてないのが残念そうでした。

今まで12インチのヴァイナルの音圧の素晴らしさを気にしていて、DJとして使うなら12インチというのが完全に覆されましたね。

もう時代は完全にPCDJということなのでしょう。
ただ、バーとか小箱などならまだまだ存命するでしょうけど、もう数百人数千人入る場所ではわざわざセッティング出してくれるPAマンがいないと無理なんでしょうね。

Soredeha,,,,,