未知との遭遇のあの有名な5音について

FBで流れて来た記事でふと思ったので書きます。

あの未知との遭遇で使われた有名な5音について当の監督スピルバーグのインタビューが載っていました。

(参照:https://cinemore.jp/jp/erudition/80/article_111_p1.html )

これによると

[結局、さらに数多くの組み合わせが生み出される中、「これは使えそうだな」と感じた案にはウィリアムズが前もってチェックを付けていたそうで、それを参考にスピルバーグが「これを聞かせてほしい」と指差し、直感的に選んだメロディを耳にするや「探し求めていたのはこれだ!」とOKを出したのだとか。こうして、あたかも本当の宇宙研究家たちが試行錯誤するかのようなアプローチによっておびただしい候補が生まれ、そこからスピルバーグ自身の手によって最終的に選ばれたのが、この「5音のメロディ」だったというわけだ。]

だそうです。

しかしこれが後世まで誰もが知る有名な5音になるなんて当の本人も思わなかったでしょうね。

自分が思った事は、、
映画の中でこの五音が決まり、マザーシップが応答しマザーシップが飛び立ち消えるまでの音と映像は実は自分この映画を見る以前に見て知っていました。

そう書くと変ですが、頭の中で描いていた流れでした。

自分15歳で友達とみんなで日比谷の映画館で鑑賞したのですが、映画の後半もう見る前から思い描いていた映像と音がそのままで繰り広げられてエンディングに向かっていくところで涙が溢れてどうしようもなかった思い出があります。

当時TVCMなどで流れなんてないのでそれで知っていたなんてことではありませんし、もちろん40年前なのでYOUTUBEなんてありません。前知識は当時はほとんど無い状態で鑑賞しにいったものです。

それは、ある曲がそのイメージを作り上げてくれていたからだと思います。
その曲は自分はその年の一番好きな曲でもう何百回も聞いていて常にその曲イメージの世界がいつでもどこでも自分を取り巻いていました。

それがこれです聞いてみてください。

ELO Twilight



この出だしから4音が繰り返し鳴り、そこに色々な音が加わりそして宇宙に飛び出し星々を飛び回るイメージ。
英語がわからなかった自分なのであくまでイメージです。

この曲がこの映画を観にいく前から脳裏にはなれない音楽でして、映画の中であの5音が鳴りマザーシップがまるでドラムのように応呼したところからもう自分の頭の中はELOのTwilightが頭の中で流れ出して、映像がリンクするようにマザーシップが飛び去って行ったのです。
とても感動し思わず泪を流してしまいました。

当時はまだミュージックビデオなんてものも無い時代です。音楽は暗い闇中から光だし映像を想像するものでした。そしてこの映画こそその年だし好きだった曲に映像をつけてくれたミュージックビデオのようなものでした。
この映画観たその年か翌年かELOが武道館で開いたコンサートはまるでこの映画のラストシーンにいたかのようなビジュアルでそれはまた最高のコンサートでした。

今もこの映画を観る度にELOが頭の中でかかります。
ELOの曲も出だしの4音が印象的ですが、、、、
映画の完成前にELOの曲は既に発表されていたので、、、今思うと本当は映画の5音はELOの4音に影響されたのかもとも思ってしまいます。

まあ、そんな事は書かれてないので そんな事はないのでしょうが、、

宇宙に夢を馳せていた当時の世界観が今もたまらなく感じます。

映画、音楽って本当にいいですね!!

それでは、、、、、