ユバル・ノア・ハラリ

ユバル ノア ハラリ 
エルサレムの歴史家で、現在世界的なベストセラー「サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」や「ホモデウス」の作者


スペインの記者がこの作者の記事を書いていて、読みたくなってしまいましたので、先ほどポチッとしてしまいました。
難しそうなので理解できるかは実際読んでから そこらは書こうかと思います。

記事は、、、、こう始められています。 

「数年後にはあなたの脳は乗っ取られる」

[ 夕飯に何を食べ、誰と結婚し、どの政党に投票するか──そうした決断は、自分がコントロールし、自身の意志によるものだと思っていないだろうか?

だが実際、私たちが下す判断は、自分たちでは選ぶことができない要因の影響を大きく受けている。そして多くの人々は、その事実に気がついていない。

知の巨人と称えられる歴史家ユヴァル・ノア・ハラリは、私たちがその現実と向き合わなければ、企業や政府によって人間の脳がハッキングされる日も近いと警鐘を鳴らす。]


と冒頭に書いてありました。
実は自分も昔から全ての人間の意志は自分が選んでいる様だが実は外部からの影響によって決めさせてられている、と思っていたのでこの記事が自分が思っていた事か?と気になりました。自分は文才も知識もないので自分の考えを言葉に出すことは不可能なので、言葉にしてあり なおかつ本になっているのであれば読み進めない訳にはいきません。

記事には

[ 人間は決断をするが、その決断は自立したものではありえない。どんな決断も、自分のコントロール下にはない生物学的・社会的な要因に依存しているからだ。  
私は何を食べるか、誰と結婚し、誰に投票するかを決めることはできるが、そういった決断はどれも、私自身が選んだのではない要因──たとえば私の遺伝子や生化学、性別、家庭環境、そして国の文化などに依るものだ。]

[ 私たちに猶予はない 。すべては、単純で小さなことから始まる。
ある人がネットサーフィンをしていて、ある見出しに興味を持ったとしよう。
「移民集団、地元女性をレイプする」
それをクリックする。それと同じ時、その人の隣人も同じくネットサーフィンをしていて、別の見出しを見る。
「トランプがイランへの核攻撃を準備」
それをクリックする。
実際は2つともフェイクニュースで、ロシアの荒らし屋か、広告収入を上げるためにアクセス数を稼ぎたがっているウェブサイトの運営者が作ったものだ。最初の人もその隣人も、自分の自由意志によってそれらの見出しをクリックしたと信じている。だが実は、彼らはハッキングされていたのだ。]

[ インターネット内のアルゴリズムは、1番目の人が移民に反感を持っていること、そして彼の隣人がトランプを憎んでいることをすでに知っていたから、一人にはある見出しを見せ、もう一人にはまったく違う別の見出しを見せたのだ。]

[ 世界で最も優れた頭脳の持ち主たちが、特定の広告をクリックさせ、商品を買わせるために人間の脳をいかにして乗っ取ろうかと、何年も研究を重ねている。その手法が、私たちに政治やイデオロギーを売り込むためにも使われるようになったのだ。]

[ これはただの始まりにすぎない。現時点でハッカーたちは、私たちが買った商品や訪れた場所、インターネットで検索した言葉など、外部の信号を解析するに留まっている。
しかし、いまから何年かすれば、彼らはバイオメトリクスで私たちの心のなかで何が起きているかを知ることも可能になるだろう。
そのときがきたら、ハッカーたちは心拍数とクレジットカードのデータ、血圧と検索履歴を結びつけることができるようになるだろう。]

記事からある側面だけの 部分を抜き出して参照しました。

今世の中全ての人がネットワークに繋がる世界で、もう既に有る程度のデーターが蓄積されていて、小出しにそれを使い 更に深いデーターを集め出しているのではないでしょうか。
個人からの各種データー、ネットでクリックしたものや買い物履歴、側はラインやメールなどの内容など年間で考えると一人でも膨大なデーターです。それに付け加え社会からでも交通機関の履歴、会社からでも今はクラウドで運用なんて普通でしょうから、さらに膨大なデーターが蓄積され続けているのでしょう。
そしてそれら全てがバラバラに蓄積されていたものがだんだんとまとまり出して本当に巨大なビックデーターになりつつあり。
それを使い、今や政治や国を動かす知識にもなって来ている。
そしていつしかAIに移植され続けているでしょうから、人間が考えるより高度な知識を持ったAIになっていく事でしょう。

そうなればターミネーターのスカイネット も夢物語ではありませんね。

飛躍した考えかもしれませんが、この記者は こう締めくくっています。

[ AIや生物工学はまさに、進化の行程までも変えようとしている。そしてそれをどうするか決断するまでに、私たちにはあと数十年しか残されていない。
どこからその答えが出てくるか私にはわからないが、遺伝子についてほとんど知られておらず、コンピュータもなかった過去からの物語からではないということは確かだ。

それでは、何をするべきか?

21世紀の科学の現実とテクノロジーの能力に見合った、新しい設計図を作り上げていかなくてはならないのだ。]

端折ったのでいまいちピンとこなくなってしまったかもしれません。

実は記事の内容は政治も絡んでいて大きな人間の営みへの脅威を書かれていました。ちゃんと読みたい方はクーリエジャポンの記事を読んでください。

ただ記事を読んで自分が思うには、過去に戻れるわけではないので、過去の記憶で未来を予測することは不可能であるので、新たな人類の歩みを作りながら生きていかなければならない。
 これから先いろいろなところ(国や会社レベルだけではなく個人レベルでも)でAIを駆使した戦略で人々を陽動したりする事が容易になっていくでしょうから、気をつけて生きないと個人、社会、国、地球がどうなるかわからないぞ!って事と理解しました。

冒頭の「脳を乗っ取られる」とは、自分でさも考えているようだが実はAIによって思考を左右されていると言う事です。

これこそが人vsスカイネットとの戦いに近いのでは、、、戦う準備しないと!!!
社会の歯車で甘んじていた人はこれからはAIに動かされる本当の歯車になってしまいますよ!!機械を動かす人間ではなく機械に動かされる人間。

 平成も終わり令和になるこれから先の未来、ぼーっと生きていけるワケではなさそうです。激動の令和になるかも!!!

ゲスな話に最後になりましたが、ユバル氏の本を読みより深い知識武装したいと思っています。

それでは、、、、

記事参照 クーリエ ジャポン