愛知のアート展

愛知で行われているアート展で某国の少女像の展示が取りやめに至ったようですね。

 
ネットでこのアート展の情報が流れ出した当初これを日本で展示するのか?これはおかしい!日本人を侮辱するアートテロかと、、、怒りが込みあげました。

しかし実は今ちょっと意識が変わっています。

8月5日に漫画家協会がこのアート展について見解を発表しました

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「表現の自由」とは、本当に天邪鬼な代物です。
大切に掲げ、しっかりとつなぎ止めようとする私たちの手を、時に鋭利な刃物のように、
あるいは醜く腐臭を放つ汚物のように振る舞い、胆力を試してきます。
しかし、それはもう一方で、私たちの「知る権利」を照らす礎なのですから、痛みに
顔をしかめ、
鼻をつまみながらでも手を離すわけにはいきません。
今回のあいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」において
暴力行為の予告により、展示物が撤去されたことを残念に思います。
展示物に関して多くの意見や感想が飛び交う事こそ、
表現の自由がうたわれている我が国の多様性を表すものです。
政治的な圧力ともとれるいくつかの発言も心から憂慮します。
意見や感想、自由な論争以前に、暴力に繋がる威嚇により事態が動いた事が、
前例とならないように切に願います。
2019年8月5日
公益社団法人日本漫画家協会 事務局
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この内容を読んでいる間にある映像が自分の頭の中に流れ込んできました。

自分がこの会場を歩いていてこの少女像の前に立ち、像を眺めています。

「ああ、これがあの少女像か、これが彼の国のあちこちに置いてあるのか〜、ふ〜ん」

と怒りもなく悲しみもなくただ、あのある意味有名な像の実物を見ている、という気持ちです。

頭の中の想像の世界ですが、物体としては見ることができたのではないかと思いました。

あれ?この像を展示する価値はゼロじゃないな。あの像を冷静に見ることもできるんじゃない?と思えてきたわけです。
ただ、、その他の展示で陛下や大戦で亡くなった方を侮辱した物は決して許されません。少女像とは意味が違います。それらを展示するなんて、それも税金でなんて絶対あり得ません。
自分はそう思います。

 しかしながら、この問題は少女像以外の展示に関してテレビでは全く放送しませんね〜。あまりテレビを見ていないから もしかしたらやっているのかもしれませんが、自分は見てません。
この展示に対する暴力を示唆するFAXがあったから、危険を回避する為展示を中止したというニュースばかりな気がします。
アートのわからない低脳日本人はすぐ暴力に訴える!なんて印象操作を日本のテレビから感じます。
ちっと それにも腹が立ちますが、少女像だけなら是非あの展示を企画した方々が自費で無料で見せてくれれば、見に行ってやってもいいかなって思った次第です。

実際見たらどう思うのでしょうかね〜? 

この展示の企画の本当の意味を知りませんが、自分も彼の国のような怒りに怒りをぶつけてくる感情的な物事の考え方をしちゃっていました。よく考えてみると冷静に物事を観察するという意識に変化できた という話です。 その変化はやはり漫画家協会の声明が大きかったですね。
どんな組織かは知りませんが、この声明はちゃんとしていると感じました。

しかし展示の本当の意味が自分が思っている事と違った時はまた怒りがぶり返すかもしれませんがね。www

それでは、、、、、