バイク整備 vespa ET3 primavera n.6 フロントブレーキ整備

今日は タイヤが届いたので、そいつに塗装したホイールをつけました


 ダンロップのRUNSCOOT D307ってやつで最安値を探したら2本で送料込みで5千円ちょっとでありました。

ヴェスパのホイール組み方の注意はバラすと深いリムと浅いリムに分かれますが、深リムが進行方向右になり、浅リムが左となるので、タイヤの回転方向もそれに合わせて組まなければなりません。まあ自分も知らなかったので、やってみてそうなりました。w

次に、フロントブレーキのパッド交換をしました。

こいつが厄介でして、初めてなので手探りで分解しようとしょいていましたが全くびくともしませんでした。そこでちょい調べて再開。


 (写真はもうバラしてしまったので新しいのを仮組みした写真です。)

フロントブレーキパッドを外すのに大事な点はここ。


 このパーツの向きが大事でした。今この写真では左右のパッドの端が丸いプレートの奥で挟み込んでいますが、ブレーキをかけるとこの棒が回って広い方に回り左右のパッドを押し広げるのですが、この手前の丸いプレートパーツが脱落防止なのでしょうが、外すときは邪魔で引っこ抜けません。

そこで、この棒の裏で付いているブレーキを引っ張るワイヤーの取り付け部の羽を手で押し上げることで、この棒が回り、パッドが円板の外側まで押し上がり抜けやすくなりました。


 後ろはこうなっています。



 この状態にすれば、あとはパッドをこじりながら手前に引き出すことができました。

注意点はブレーキワイヤーをまず外して、プレートの棒は表のパッドのバネでガッチリとしまっているので、この後ろのレバーを力で下の写真位まで片手で押し上げて維持しながら表のパッドをドライバーでこじる感じで、かなりの力が必要で疲れました。

 


 

やられる方は腰を入れて作業しましょう。w

 

そしてパッド交換の作業が済んで、タイヤまで仮組みしてみましたが、ここで問題発覚!!

タイヤが回りません、どうもブレーキが当たっているみたいです。

ブレーキワイヤーはまだユルユルでしたので、理由がわからずまたバラしてみる事にしました。

観察すると古いブレーキパッドと新しいパッドの幅がどうも違うように見えます。

ノギスと計ると0.1mm程度の違いでそんなに違うわけではありませんでしたが、よく観察すると、新しいパッドは台座のプレートよりちょっとはみ出しているように見えます。それに角も鋭利。パッドの前後はやすりで角は落としていたのですが、左右は削らなかったので、台座の部分に綺麗に沿うようにし、全て角も削ってみました。

 

 そして再度仮組み。

今度はタイヤはクルクル回ります。これで一応パッド交換完了です。いやー大変でした。やり方がわからないので、休憩挟んで4時間ぐらい七転八倒していました。w

しかしなんか綺麗すぎてボディーのサビサビの汚さと吊り合いませんね〜。やっぱり黒にした方がいいのでしょうか?まあまだ仮組み。これからショックが届いたらもう一度バラすので、その時考えましょう。

この後ショックが届いたら付け替える為にフロント部分をある程度分解していたら、すごい問題点も発覚。

 
 
おわかりいただけますでしょうか?
 
右上の丸いのがショックの支点になりちゃんとゴムブッシュで支点が中央に収まっていますが、左の丸い部分がショックの根元ですが、そう!ショックの根本にあるはずのカラー類が全く入っていません。ショックを押したりすると筒のなかでカタカタと芯が動きます!!誰だ〜組んだのは!!
まあこれで1万キロ以上も走っていたのはすごい事です。
走行中フロントがガタガタいっていたのがこれが原因 だったんですね。ずっとただ古いからと思っていたのですが、まさかこんな酷い事だったとは。

この部分の分解図は、

この13〜14が全くありませんでした。あれ〜〜。
まあ今度の新しいショックには付いてくるでしょう。
それを期待して、、、、、
 
それでは、、、また次回。