雑誌 週刊金曜日

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うちの顧客さんにフランス人の大学教授と日本人の大学教授で作家のご夫婦がいらっしゃいますが、昔からよくおしゃべりの中に出て来る雑誌がありました。それがこの週刊金曜日という独立系メディアの雑誌でした。






昨日、そのお二人がお店に顔を出されたのですが、渋谷でのデモに夫婦で参加した帰りと聞き、自分では分からないデモに関する意見を市民運動がさかんで原発先進国であるフランスの識者から聞きたく、ねほりはほり聞いてみた所。もっと知らないといけない事が沢山あるからよかったらこういう雑誌を読んでみたらと言われましたので、先ほど買って帰って来てきました。


正直デモは反対ではありませんが、これ以上の盛り上がりは日本では望めないのかもな〜、と思っていました。
それは、原子力でまかなっているであろう30%の電力が無くなると、生活、経済も衰退しまう恐れを感じ,電力が無くなれば困るのは結局自分達だからと結論づけ、おのずと自分らの首を絞めるデモしても意味はないと捉える人が多く、これ以上の盛り上がりは期待できないのではと思っていました。


しかし、この雑誌を読んでいるうちに、

原子力でまかなっている30%の電力がなくなると大停電が起るが嘘だったら、、、、


計画停電すら、実は「大停電になるぞ〜!」と人々に恐怖を植え付ける東電の計画の一部で、「だから絶対原発が必要」という一般人へのマインドコントロールだったら、、、、


と思えて来ました。


実際はあの時火力水力で十分電力はまかなえていたという数字もあるそうです。
計画停電なんてしなくても大丈夫だったらしいです。
(週刊金曜日3/25号 広瀬隆 「原発依存」より)




以前自分、震災後の世論調査で50%以上の人がこの惨事のさなかですら原発がなくならないほうがいいと思っている人がいるとなった人々の意識を疑問視していましたが、なぜそうなっているのかやっと分かりかけてきました。
恐怖政治のように東電、政府、メディアがこぞって反原発に動かないように恐怖で市民を押さえ込もうとしているのではないでしょうか。


最近原発関連の報道が少なくなってもう既に原発への恐怖を忘れつつある事すら東電とメディアが情報操作で「もう大丈夫」感を出して、事故の事を忘れさそうとしている東電側の意図じゃないかと思えてしょうがありません。


今沢山の原発関連の雑誌、本が出ています。結構書店では目につく所に並べてあるのに、そこで本を手に取る人の少なさは、、、、日本人の危機意識の欠如を感じますね。現に今日今までそのフランス人夫婦と会話しなければ、その話しで出て来た雑誌を買って帰って読まなければ、自分も原発は後は時が解決してくれんじゃね?じゃあデモやってもね〜、意味ないんじゃね?なんて思って危機意識なんて完全に欠如気味でしたが、なにもまだ終わってないんですね。いや終わらせてはいけないんですね。


デモも大きくなればなるほど、一人でも多くの一般市民の意識を目覚めさせる為には有用ではないでしょうか。それでせめてフランスのように電気事業に国が加わり独裁的な電力供給を改めなさせる力の一部になってくれればと思います。
たぶんそれを政治主導でやらせるのは無理でしょうし、ただ指をくわえて待っていたら、また新しく「今度は絶対大丈夫だから」と言う御用聞きの偉い学者さん雇って新しい原発を作っちゃうんじゃないかと思えてなりません。そこに新たな金の流れが生まれますから。。


こういう難しい雑誌は今まで毛嫌いしていましたが、ちゃんと読まないといけませんね。何が正しくて,何が間違っているか自分はある一方からの情報だけで全てを判断しているんだなとつくづく思いましたね。この雑誌ですら100%正しいかどうかも自分では判断する知識は持っていませんので、もっといろいろ情報を集めて勉強していかないといけないなと思いました。